人生は人それぞれ
いつ何が起きるかはわからない
振り返った時に後悔の無いように
毎日を懸命に
たいていの人はそんなものである。
Planetcrashはなぜこのようなゆがんだ人格になったのであろうか。
少なくとも家系には珍しい優秀さを持っていたことは間違いはなかった。
いわゆる通信簿のような学業の成績から運動から文化活動まですべてにおいて優れていたことは間違いない。その中でも絵が目立っていた。
しかし映画で例えればオーメンのダミアンのような狡猾さやずるさもまた目立っていた。
その狡猾さがどう生きればよいのかを恐らく悟ったのであろう。
ダミアンのように学歴という階段を昇れば
成功者になれるということを早くに自覚したに違いない。
母親と父親の様々な考え方や生まれや立場の違いをついて
母親に自ら受験を行うことを進言しいわゆる中学受験、など早期の進学に挑戦する。
勉強の時間は同世代のそれに比べてはるかに多く睡眠時間は少なく。
特別なことに挑戦しているからという理由でいわゆるお小遣いであったり
ほしいものは何でも手に入るという環境が出来上がってしまった。
そこから自分の望むことは何でも通り、自分が主張することはすべて正しいとしてもらえると歪曲することを覚えたようである。
不幸だったのはそのまま進学できれば良かったが、第1志望は通らなかった。
母親も自らの虚栄心を満たすために、互いに利用しあっていた茶番であったために、
また通塾による資金枯渇でもっとも重要な入学金、通学資金が借り入れを以てもそろえることができなかった。
結果は入学辞退となり一般の公立校へ進学することになる。
もともと学業面は優秀であったことに加え、通塾によって一般の学業は全く勉強をしないでもほとんど100点満点のような状態であったことから生活感が麻痺したのであろう。
次第に「不良」と呼ばれる者たちに混ざるようになる。
最初はスタイルという軽い認識であったかもしれない。
だが次第に煙草を吸うようになり、暴力沙汰を起こすようになり、
家族にも手を上げ始める。
確かに実父はお世辞にも気持ちの良い性格とは言えない人物であるかもしれないが
やはり実直に生きてきた真っ直ぐさと誠実さはもっており、何より人には迷惑をかけないように
との心配から様々なアプローチがあった。
ある日あまりに多い言葉がしつこく感じたのであろう。
父親に手をあげることとなる。
そこからPlanetcrashと父親との水と油の関係が始まる。
世代的に中学から高校への進学はいわゆる学区制がまだ存在し
特に上位の偏差値の高い高校へ進学する場合は内申やテスト結果など
それなりに大変な関門であったが、当時もっとも難しいとされた西高校もほとんど勉強をしないで受かってしまう。
しかし当時もうすでにそのような明るい陽の当たる世界は逆に眩しすぎて居心地が悪かったのであろう。かなり偏差値としては下がる大泉高校へ進学する。
大泉高校は上位を狙いながら入れなかったり、引き続き勉学を続けて上を目指していくものが集まるところである。受験時代に戻ることは何より嫌だったに違いない。
やがて中退することになる。
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